カカオトークのセキュリティ機能であるトーク安心パスが、突然「利用できません」「本人確認に失敗しました」などの表示になり、設定が進まなくなるケースが増えています。
とくに楽天モバイルや一部の格安SIMを使っている人からは「何度やってもSMS認証が通らない」「サポートに聞いても原因がはっきりしない」といった声も多く、不安になりがちです。
この記事では、
を、できるだけわかりやすくまとめました。
トラブルの仕組みを知っておくと、焦らずに対応できるようになります。
今まさにエラーで困っている人も、これから安心パスを設定しようとしている人も、順番にチェックしてみてください。
1. トーク安心パスとは?何ができる機能なのか
トーク安心パスは、カカオトークのアカウントを守るための本人確認機能です。
パスワードの変更や電話番号の変更など、重要な操作を行うときに、「本当に本人が操作しているのか」を確認する役割があります。
仕組みとしては、登録している電話番号あてに認証番号付きのSMSが送られ、その番号を入力することで本人確認を完了させます。
このステップを入れることで、第三者が勝手に設定を変えたり、アカウントを乗っ取ったりするリスクを下げることができます。
つまりトーク安心パスは、
・パスワードや電話番号の変更時に安全性を高める
ための、大事なセキュリティ機能だといえます。
2. トーク安心パスが「利用不可」と表示されるのはどんなときか
トーク安心パスが利用できないとき、多くの人は次のようなメッセージに悩まされます。
・本人確認に失敗しました
・SMS認証を完了できません
この表示は、ログインのときだけでなく、
・端末を変えた後に、あらためて本人確認しようとしたとき
にも出ることがあります。
特に、
・楽天モバイル
・一部の格安SIM(とくに海外からのSMSに弱いプラン)
を使っている人は、通常のメッセージのやり取りに問題がなくても「認証用SMSだけ届かない」という状況になりやすく、「自分だけがはじかれているのでは」と不安になりがちです。
まずは、なぜこの状態になるのか、よくある原因から整理していきます。
3. トーク安心パスが利用不可になる主な原因
トーク安心パスが利用不可になる原因として、代表的なものは次のとおりです。
SMS認証が届かない
一番多いのが、そもそも認証番号のSMSが届かないパターンです。
本人確認に必要な番号が受信できないため、トーク安心パスの設定が完了せず、「利用不可」のままになってしまいます。
このとき単純な圏外や電源オフのほかにも、
・特定の番号や海外からのメッセージを拒否する設定になっている
・機内モードのオンオフを繰り返したあと、電波状態が不安定になっている
といった状態が原因になっていることもあります。
家族や友人からのSMSは届いている場合でも、「認証用SMSだけ来ない」ことがあるため、設定を一つずつ確認することが大切です。
通信キャリア(楽天モバイル・格安SIMなど)の影響
楽天モバイルや一部の格安SIMでは、プランやネットワークの仕様の違いにより、海外サーバーから送られるSMSが届きにくくなることがあります。
韓国発のアプリであるカカオトークは、海外サーバーからSMSを送信しているため、この影響を受けやすいと考えられます。
その結果、
・電波表示は問題ないのに認証だけ通らない
・時間をおいて試したら、突然SMSが届くようになった
といった「理由のはっきりしない不安定さ」が起きることもあります。
電話番号が正しく登録されていない
引っ越しや機種変更、キャリア変更などで電話番号を変えたあと、カカオトーク側の登録をそのままにしていると、当然ながら認証は通りません。
・昔の番号のままになっている
・入力時に一桁抜けている、数字を打ち間違えている
といった単純なミスでも、システムから見れば「別人」という扱いになってしまいます。
カカオ側の一時的な障害
ユーザー側の設定に問題がなくても、
・カカオトークのサーバー障害
・アプリの不具合やバージョンの不整合
によって、一時的にトーク安心パスが機能しなくなることもあります。
この場合、時間をおいてから再度試したり、アプリやOSをアップデートしたりすることで解消されるケースも少なくありません。
4. 実際にあったトラブル事例と復旧までの流れ
ここからは実際に起きたケースをもとに、トラブルの流れと復旧までのステップをイメージしやすくしてみます。
ある楽天モバイル利用者の例では、ある日突然トーク安心パスの設定画面で「利用できません」という表示が出るようになりました。
普段の通話や通信には問題がなく、他のアプリのSMS認証は通っていたため、最初は「カカオトークだけおかしいのかも」と感じたそうです。
この人が実際に試したのは、次のような対処でした。
・機内モードのオンオフ
・SMS拒否設定の確認
・カカオトークの再インストール
・楽天モバイルのチャットサポートへの相談
それでもすぐには解決せず、問い合わせ内容をまとめてカカオトークのサポートフォームにも送信しました。
はっきりとした原因は告げられなかったものの、数日後、突然認証用SMSが届くようになり、そのタイミングでトーク安心パスの設定も完了。
結果として、「ネットワーク側で海外SMSの配信に一時的な不具合があったのではないか」と推測されています。
このように、
・自分で確認できる範囲の設定を一通り見直す
・キャリア側とカカオ側の両方に状況を伝える
といった流れを踏むことで、時間はかかっても復旧するケースがあります。
5. トーク安心パスを利用可能に戻す具体的な手順
ここからは、実際にトラブルが起きたときに試したい手順を、順番にまとめます。
上から順に試していくと、抜け漏れなく確認しやすくなります。
手順1 スマホ側の基本設定を確認する
まずは、端末と電波の状態をチェックします。
- 機内モードがオンになっていないか
- 圏外や電波が極端に弱い場所にいないか
- 日時設定がずれていないか(自動設定にしておくと安心)
これらが不安定だと、SMSそのものが届きにくくなります。
手順2 SMS拒否・迷惑メッセージ設定を見直す
次に、SMSの受信設定を確認します。
- 特定の番号や海外からのSMSを拒否する設定になっていないか
- 迷惑メッセージフィルタのレベルが高すぎないか
- 認証SMSが別フォルダや迷惑メッセージフォルダに入っていないか
「普通のSMSは届いているから大丈夫」と思っていても、認証用SMSだけが迷惑扱いされているケースもあります。
手順3 カカオトークの電話番号登録を再確認する
カカオトークの設定画面から、登録されている電話番号を確認します。
- 設定 → プロフィール → 電話番号 の順に開いて、現在の番号と一致しているかチェック
- 一桁抜けや打ち間違いがないか確認
- キャリア変更後に、そのまま古い番号が残っていないか確認
もし違っていれば、正しい電話番号に修正してから、あらためて認証をやり直します。
手順4 端末の再起動・SIMカードの抜き差しを行う
端末やSIMカードの認識が不安定だと、SMSの送受信に影響が出ることがあります。
- スマホの電源を一度切り、数分おいてから再起動する
- 可能であれば、電源を切った状態で一度SIMカードを抜き差ししてから再起動する
これだけで、急にSMSが届き始めるケースもあります。
手順5 アプリとOSを最新バージョンに更新する
古いバージョンのアプリやOSを使っていると、認証周りで予期せぬエラーが起きることがあります。
- アプリストアからカカオトークを最新バージョンに更新
- スマホ本体のソフトウェアアップデートが残っていないか確認
更新後にもう一度トーク安心パスの設定を試してみてください。
手順6 キャリア変更直後なら時間をおいてから再トライする
楽天モバイルや格安SIMに乗り換えた直後は、ネットワークの切り替えの影響で、しばらくSMSが不安定になることがあります。
この場合、数時間から数日たつと自然に改善することもあります。
乗り換え直後にエラーが出た場合は、
- いったん数時間〜1日ほど時間をおく
- その間に他のSMSが問題なく届くかを確認する
といった形で様子を見るのも一つの方法です。
6. どうしても改善しない場合の対処法
ここまでの手順を試しても改善しない場合は、ユーザー側だけでは解決できない可能性が高くなります。
その場合は、次のような対応も検討してみてください。
別の電話番号で認証を試す
どうしても現在の番号でSMSが届かない場合、
- 家族のスマホ
- サブ端末の電話番号
など、一時的に別の番号で認証を行う方法があります。
その際は、相手の了承を得たうえで、認証が終わったあとに元の状態に戻しておくことも忘れないようにしましょう。
カカオトークのサポート窓口に詳しい状況を送る
カカオトークのサポートに問い合わせるときは、次の情報をまとめておくとスムーズです。
- 利用している端末の機種名
- OSのバージョン
- カカオトークのバージョン
- 利用中の通信キャリア名(楽天モバイル、格安SIM名など)
- トラブルが発生した日時
- 表示されているエラーメッセージの内容
- 自分で試した対処法の内容(再起動、再インストールなど)
問い合わせフォームには、
「いつから、どの画面で、どのようなエラーが出ているのか」
「認証SMSが一度も届いていないのか、途中まで届いていたのか」
といった点をできるだけ具体的に書いておくと、原因の切り分けがしやすくなります。
格安SIM利用者が意識しておきたいポイント
海外からのSMSに弱い格安SIMプランでは、カカオトーク以外のサービスでも認証に失敗しやすくなります。
- できればSMS対応の音声通話SIMを利用する
- 認証系のサービスをよく使う場合は、公式の案内でSMS対応状況を確認しておく
といった点も、長い目で見ると大切です。
7. トーク安心パスが利用不可のままだと何ができなくなる?影響をチェック
トーク安心パスは、カカオトークの「鍵」の役割を持つ機能です。
この機能が使えない状態を放置すると、次のような影響が出る可能性があります。
本人確認が必要な操作ができない
トーク安心パスが使えないと、次のような操作が制限されることがあります。
- パスワードの変更
- 登録電話番号の変更
- 一部のセキュリティ設定の変更
トラブルが起きたときにすぐ対応できなくなるため、結果としてリスクを抱えたままの状態になってしまいます。
セキュリティ設定が弱いままになる
トーク安心パスは、不正アクセスや乗っ取り対策として設計された機能です。
安心パスの設定ができていないと、セキュリティを本来のレベルまで高めることができません。
アカウント保護に不安が残る
もしも第三者にアカウントを乗っ取られてしまった場合、本人確認がスムーズにできないと、復旧までに時間がかかるおそれがあります。
「何かあってから対処する」のではなく、「何も起きていないうちに安心パスを整えておく」ことが、結果的にいちばん安心な使い方につながります。
8. トラブルを防ぐための予防策まとめ
トーク安心パスを安心して使い続けるために、日ごろから意識しておきたいポイントをまとめます。
これらを意識しておくだけでも、「突然トーク安心パスが使えない」という状況をかなり防ぎやすくなります。
9. トーク安心パスに関するよくある質問
最後に、トーク安心パスについてよくある疑問を、簡単なQ&A形式でまとめます。
Q1 トーク安心パスが使えなくても、普段のトークは続けられますか?
A1 多くの場合、通常のメッセージの送受信はそのまま利用できます。ただし、パスワード変更や電話番号変更など、一部の重要な操作が制限されることがあるため、安心して使い続けるためには、できるだけ早めに復旧させておくのがおすすめです。
Q2 認証SMSが届くまで、どのくらい待てばよいですか?
A2 通常は数十秒から数分で届きますが、回線の混雑状況などによっては、もっと時間がかかることもあります。同じ番号で何度も連続してリクエストするとブロックされる可能性もあるため、少し時間をあけながら再試行するようにしましょう。
Q3 楽天モバイルや格安SIMを使っていると、必ずトラブルが起きますか?
A3 必ず起きるわけではありませんが、海外サーバーからのSMSが届きにくくなる事例が報告されているのは事実です。乗り換え後は一度トーク安心パスの認証を試し、問題があれば早めにキャリアやカカオトークのサポートに相談しておくと安心です。
Q4 端末を変える前に何か準備しておいた方がいいですか?
A4 新しい端末でもスムーズに使い続けるために、事前に電話番号やメールアドレスなどの登録情報を最新にそろえておきましょう。機種変更後は、早めにトーク安心パスの認証テストをしておくと、不具合があったときにもすぐ気づくことができます。
この記事を書いた人
桐生 いつき(Kiryu Itsuki)
スマホアプリのトラブル解決や通信サービスの比較記事を中心に執筆するWebライター。
特に「認証エラー」「格安SIMの通信仕様」など、ユーザーがつまずきやすいポイントを分かりやすく整理することを得意とする。
最新のアプリ仕様やセキュリティ機能を日々調査し、安心して使える情報を発信している。
参考文献

